韓国料理で人気のカニ料理-ケジャン Part 1
執筆者:ブロガーK
投稿日:2019年10月1日(火)
9月に会社関係の知り合いである50代と60代の計2名の男性と、韓国料理について個別に話す機会があった。
その際にお二人とも「ケジャンが好き」ということだったので、個人的にはタイムリーなテーマとして
読者の皆様とも共有させて頂くことにする。
「ケジャン」、それはワタリガニを生のままタレに漬け込んだ韓国料理のこと。
タレの種類は大別して2種類。今回はPart 1ということで、日本でも少しずつ目にする機会が増えている
「カンジャンケジャン」をご紹介。
「カンジャン」とはすなわち醤油のことで、この写真からもわかるように唐辛子がふんだんに使われている
韓国料理とは見た目も味も異なる。
ひとくちに「カンジャンケジャン」といってもその味付けは店によってさまざま。
醤油の味が濃すぎで塩辛いという記憶しか残らないものや、蜂蜜(?)を隠し味に使ってマイルドに仕上げているものなど、
バラエティーに富む。
写真のカンジャンケジャンはソウル市内の江南(カンナム)区にあるシンサドン(新沙洞)という、
カンジャンケジャンをはじめとする海鮮料理屋が密集しているエリアにある老舗で提供されているもので、
醤油の塩辛さと蜂蜜の甘さやなめらかさが程よくミックスされている。甲羅に盛られたカニの身やカニ味噌、
メスのカニなら時期によってはオレンジ色に輝く卵を抱えていて、その色彩が食欲をかきたてることこの上なし。
韓国料理で使われる柄の長いスプーンで甲羅の隅々までをほじくり出し、余すことなく食べつくす。
韓国海苔にご飯と共に巻いて食べるもよし、グラス片手に肴として食べるもよし、である。
カニ料理を食べるときに殻をむくことに集中してしまい、同席の人と会話もできないことを経験した読者の皆様も多いと思うが、
幸いなことにケジャンの場合はそのようなことがない。
ご飯がススム君、お酒もススム君、会話はハズム君といったところか。。。
日本の市場でも活きたワタリガニが売られているのをよく目にする。それを買ってきて自宅でカンジャンケジャンを
作ってみようと思われた方がいらっしゃれば、ぜひご一報を。
次回のPart 2では、甘辛い味付けの「ヤンニョンケジャン」をご紹介。
乞うご期待。