ハロウィンのかぼちゃランタン、ずっとかぼちゃではなかった?!
季節は秋、明日31日はハロウィン本番ですね!
先日、電車で横に座った方の顔を何気なく見たら、ホラーメイクが施されていてビックリしました。 思わず「ひゃっ」と声が出てしまったほど…初めてホラーメイクを間近で見ました。それに動揺したのか、私は降りるはずの駅を、一駅乗り過ごしてしまうという、ハプニングに見舞われました。
そういえば、最近になって日本でもハロウィンという文化(日本ではイベント的要素が強いかも知れませんが…)が定着してきたように感じます。そこでハロウィンの歴史を調べてみると、かなり複雑に様々な文化が入り混じっているようで…ちなみにハロウィンが日本にやってきたのは1990年くらいのことらしいです。
ハロウィンと聞くと、私は某有名テーマパークのハロウィンイベントが真っ先に頭をよぎります。なぜか決まって訪れるのが、ハロウィンイベント開催期間だからでしょうか…それほど強く印象に残るくらい、素敵なイベントなのでしょう。
さて、話を元に戻しましょう。
ハロウィンの起源はケルトの「サウィン祭」だと言われています。このお祭りは紀元前の魔除けのお祭りで、秋の収穫を祝うと共に、死者の霊を迎える日でした。日本では「盆と正月が一度に…」なんて言葉がありますが、まさしくそれに当たるのではないでしょうか。
ハロウィンの代名詞とも言える「仮装」に注目してみると、興味深い事実が見えてきました。本来ハロウィンで仮装をするのは、悪霊から身を守るためなのだとか!もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事。人間だと気づかれないよう仮装し、仲間だと思わせることで、身を守ろうとしたことが始まりだとされています。
またもう一説には怖い仮装をすることで、悪霊などを怖がらせ、追い出す為だったという説も存在します。まさに「悪霊退散」です。現代のハロウィンは国によって相違はあるものの、「どんなおばけも悪霊も一緒に楽しもう!」というニュアンスが強いように感じます。怖い仮装だけではなく、キャラクターやお姫様、ヒーローなど、仮装の種類も多種多様。子供も大人も誰もが楽しめるお祭り・行事になっています。だからこそマナーや規律を守り、皆が素敵な日だったと思える1日にしたいものです。
ビックリしたのは、ハロウィンの時期によく見かける「かぼちゃ」の歴史。かぼちゃをくり抜きランタンにしたものです。
名前は「ジャック・オ・ランタン」と呼ばれています。
このジャック・オ・ランタン、ケルト人がもともと使っていたのはかぼちゃではなく、カブだったそうですよ!
ではなぜカブから、現代のかぼちゃに変化したのでしょう。
それは、ケルト人がアメリカへ移住したことが理由と言われています。カブはアメリカの土地には馴染みがない一方で、かぼちゃは手に入りやすく、またランタンに加工しやすかったためだそうです。ハロウィン文化発祥の地では、いまでもカブのジャック・オ・ランタンがあるようです。カブのランタンなんてかわいいですよね♪
日常で何気なく耳にしていた「ハロウィン」という行事。調べてみると、歴史があり、奥の深いお祭りということが分かりました。来年は私も仮装をして「トリックオアトリート!」と言いながら、街を歩いてみたいです(*^_^*)